まず、サプリメント製品にはどのようなものがあるのだろう?
日本で売られているサプリメント、あるいは健康食品には大きく3種類に分かれます。
一部のビタミンやミネラルなどの微量栄養素を主成分とした【栄養機能食品】、病気に対してある程度の効果が確認されている【特定保健用食品(トクホ)】、そして、一般の食品に分類される【健康食品】と呼ばれる三つになります。
これらの3種類のサプリメントは、商品としての位置づけはそれぞれ異なりますが、成分的にはいくつかのタイプに分かれています。
最初に、生命活動に欠かせない必須栄養素は、ビタミン、ミネラル、油脂などの脂質、アミノ酸やたんぱく質などがある。
これらは必須栄養素なので、不足すると欠乏症を起こしたり、病気になることもあります。
次に、第6の栄養素とも言われている食物繊維を含む多糖類。
グルコサミンやフコイダンキノコ類のベータグルカンなども多糖類になります。
さらに、カロテノイドやポリフェノールなどの植物由来の機能性成分である、セサミンやカテキン、リコピンなどは根強い人気です。
その他に、高麗人参などの漢方生薬や、イチョウ葉などの海外の伝統医療に用いられてきたハーブ類、L‐カルニチンやαリポ酸、コエンザイムQ10など、元々は医薬品だった成分もあります。
サプリメントの種類に触れたところで、なぜ現代人にはサプリメントが必要なのか考えてみましょう。
簡単に言うと、現代食では過剰に摂取されるカロリーに対して、微量栄養素は不足しています。
皆さんも身に覚えはないでしょうか?
このアンバランスを修正するのがサプリメントの大切な〈役割〉である。
戦前の日本では絶対的なカロリー不足が健康を害する原因であった。
弱った体は感染症などに冒されやすかった。
そのために、戦後は【脂質】、【糖質】、【たんぱく質】の三大栄養素を摂ることが推奨された。
しかし、食の欧米化はとどまることを知らずに、行きすぎたカロリー摂取は生活習慣病を国民病にしてしまいました。
また、食の安全や衛生、おいしさや利便性を追求するあまり、様々な加工食品が考案されています。
そのため、近代設備で生産される野菜はビタミンやミネラルの含有量に乏しく、さらに調理加工される過程でビタミンやミネラルは壊され失われていきます。
現代食では不足しがちな微量栄養素は、過剰なまでの摂取カロリーをきちんと代謝させるだけの量を確保できておらず、『栄養過多なのに栄養失調』という病気の元凶をもたらしているのです。
難しいのは、充分量のビタミンやミネラルを食事から摂ろうとすれば、さらに多くのカロリーを摂取してしまうことになるということです。
だから、カロリーを伴わずに必要な栄養素だけを摂取するためには、逆加工食品ともいうべきサプリメントの利用が不可欠になります。
サプリメントは現代食の¨救世主¨と言えるでしょう。
その反面、ある特定の栄養素だけを抽出してカプセルや錠剤にしたサプリメントは、明らかに通常の食品とはかけ離れた存在になります。

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